ITエンジニアがフリーランスから正社員に転職するには

何年かフリーランスとして活動したけれども、やはり正社員になりたい・・・。

最近、案外このようなご相談が増えています。

フリーランスといっても、様々な働き方があるのがITエンジニア。

働き方はどう変わるのか、年収はどう変わるのか。

具体的な例と対策について考えてみたいと思います。

 

常駐型で働いている場合

 

フリーランスで働いているとはいえ、企業に常駐して働いている方の場合、次のような理由から正社員転職を希望される場合があるようです。

 

 

案件のつなぎ目に仕事を探すのが面倒になってきた

 

フリーランスの場合、案件が変わるごとに新しく参画するプロジェクトを探す必要があります。

一本〇〇万円という仕事単位で契約をしているエンジニアに比べて、一度常駐すれば何か月か働ける環境ではありますが、数年ごと、場合によっては数か月ごとに案件を探す必要が出てきますね。

自己学習をしながらスキルを上げてうまく最新の技術の案件を掴めていれば、次々と案件を渡れると思うのですが、一度ブラック案件にはまって、新しい技術を身に着ける時間も取れず、仕事で使っている技術も古くなり・・・となると、案件を見つけるまでに間が開いてしまう場合もあるかと思います。

それでもう「正社員で」ということなんですね。

 

案件のつなぎ目に仕事を探すのが難しくなってきた

 

単純に年齢が上がり、案件を探すことが難しくなるケースがあります。

又は目が肥えてきてしまって、選択肢が狭くなり、良い案件がなかなか見つからずに間が開いてしまう・・・なんて話も聞いています。

一部上場企業の課長クラスが30代半ば~40代、部長が40代後半位でしょうか。

ベンチャーともなると、もっと若いです。

管理職やリーダーの年齢を越えてくるころから、常駐案件を探すことが難しくなってきます。

 

 

長期視点で仕事をしたいという希望が出て来た

 

システムのリプレイスが終わるごとにプロジェクトが終了、次のプロジェクトに参画するときには、もう基本方針やベンダーが決まっていたり、予算が決まっていたり。

だから企業のシステムをもっと長期的な観点で企画して、リリース後の運用も見届けて、本当に使えるシステムを作り上げていきたい。

そのような希望で正社員への転職を希望される方がいます。

常駐型で働いていると、次々と新しい案件で新しい技術に関われる反面、プロジェクトのサイクルも早いですからね。

正直なところ、上の2例に比べますと、一番転職がスムーズに決まるケースです。

 

案件ごとに仕事を探して、自分で会社を経営している場合

 

プロジェクトに常駐しているわけではなく、ご自身で会社を経営して、システム単位で受注したりしているケースです。

仕事の受注量を管理し、自ら仕事を取ってきて・・・、と活動していてそれなりにやりがいも収入も得ているものの、やはり個人業務での受注規模に限界があるため、大きなプロジェクトや組織での働き方にシフトしていきたいという方がいらっしゃいます。

仕事が取れないから安定した仕事へ、という方もいらっしゃるのですが、そのようなケースでのフリーランスから正社員への転職活動は難航する傾向にあります。

 

 

フリーランスから正社員への転職で有利になる能力

 

フリーランスから正社員へ転職する場合、次のような期待をされることが多いので念頭に入れておきましょう。

 

能動的に仕事をする能力

 

待ちの姿勢ではなく、自ら計画し、実行し、振り返り、次に活かす。

能動的にPDCAを回し、活動していける人材が求められています。

フリーランスで仕事をしていた方には、そのように自ら推進する力を求められる場合が多くあります。

常駐型で働いている方の中には「受け身でいいから常駐型がいい」と考えている方が少なくありませんし、実際、取り回しや段取りはプロパーがやるので、常駐エンジニアは受け身の仕事が多いです。

ですが、その場合でも、自らの仕事をしっかりと振り返り、能動的に動いてきたことは何か、どんなことをカイゼンに繋げてきたのかという点を整理しておいた方が良いと思います。

 

人脈に関する能力

 

プロジェクト単位で増員が必要になったときに一緒に働いていたフリーランスを引っ張ってきてくれるかもしれない・・・そんな今までの人脈に対する期待をされる場合があります。

また、フリーランス時代のお客様との繋がりや、人脈を築く力に対して期待をされるケースがあります。

自らの会社で仕事を取っている場合のみでなく、プロジェクト単位で常駐先を変わっている場合には、どんな環境でも人脈を築いていくことが出来ていたら、評価してもらえると思います。

 

フリーランスから正社員の志望動機はどうしようか?

 

フリーランスから正社員を希望する場合の志望動機で意識しておくべきポイントは次の通りです。

 

前向きであること

 

前掲したような理由、「仕事を探すのが面倒になった」「仕事を取ってこられなくなった」などの正直な理由があると思います。

ですがこのような理由で転職をしても、結局うまくいかないケースがあります。

ITエンジニアの場合は、フリーランスに比べて正社員になると年収は落ちます。生涯年収で比べても落ちると思います。フリーランスは仕事を取るのが大変とはいえ、今のご時世、仕事にあぶれてしまうフリーランスに価値を感じてくれる企業はほとんど無いと思います。

圧倒的に人手不足の業界ですから。

正社員にメリットは、安定よりもプロジェクトの規模感が大きくなることや、長期視点でシステムに関われることだと思います。

また、安定よりもそのような前向きな理由での転職の方が、企業から求められる人材にマッチしています。

 

今までの経験がどのように活かせると思って志望したか

 

「どうしてうちの会社を志望したのですか」「今までの経験のどの部分を活かして貢献してくれますか」

という2点に対して、注目されています。

ですから、今まで仕事を取るために、どのような努力をしてきたのか、どのような技術を身に着けてきたのか、継続受注のためにどのようなことをしてきたのか。

コミュニケーションにおいて秀でた能力やノウハウがあるのか。

フリーランスだからこそ身に着けてきたことが、志望企業に入社するにあたりどのように役に立つのかということを、

今までの業務や経験などを一通り棚卸ししておきましょう。

 

フリーランスから正社員への面接ではこんなことを聞かれます

 

 

なぜフリーランスを辞めて正社員になりたいのですか

 

前掲したような前向きな理由なのか、それとも後ろ向きな何かが隠されているのか、採用担当は気にしています。

「どうせ稼げなくなったんでしょう」そんな先入観持っている採用担当もいるんです。

ですから、正社員でなくては出来ないことをやりたいという意気込みと理由をしっかりと述べましょう。

 

そもそもフリーランスになった理由は?

 

これもうっかり過去のこと・・・、と当時の会社に対する不満や、しがらみが無い環境を求めたなど、ネガティブな感情を述べるのは良くありません。

新しい技術を身に着けるためとか、自分で仕事を取ってどのように仕事をしたかったのか、など、前向きな理由が当時はあったはずです・・・。

よくよく思い返してみて、採用担当の「またフリーランス戻ってしまうのでは?」という不安を払拭しましょう。

 

またすぐ正社員辞めてフリーランスになるのでは?

 

フリーランスに逆戻りしてしまわない理由が必要です。

前掲にもあるように、長期的プロジェクト、大規模プロジェクト、企業の利益に直結する立場でのプロジェクト、大規模チームでのマネジメントなど、フリーランスでは携わることが出来ない仕事に「長期的に関わる」ために、組織に所属することが必要であることなどがあるかと思います。

尚且つフリーランスではそれが不可能である点を整理しておきましょう。

 

フリーランスになると年収は?

 

下がります!もう、ほとんどと言ってよいほど、下がります。但し最近では、スキルや経験により同等レベルでの転職が出来るケースもあります。

ですが、フリーランスには無い立ち位置での仕事や、生活保障がありますね。

例えば組合健保の企業では、病気で長期休職する場合の、傷病手当として給与の8割が支給されたり(協会けんぽは6割)、

扶養家族も割引で健康診断を受診できたり。退職金や401K  などの積み立てもそのうちの一つでしょうか。

 

 

 

ではフリーランスから正社員になるメリットって?

 

フリーランスから正社員を目指す場合、「安定」という方がたまにいるのですが、「安定」を目指すだけなら今のままフリーランスでいた方が良いですし、正社員になるのは厳しいです。

このご時世、社員だから退職まで勤められるというものでもありません。

ですから「安定」を求めて社員になっても、あまりメリットがありません。

ある程度の組織の中で、プロパーの立場でなければ出来ない仕事がしたいのかどうか、これに限ると思います。

例えば年間で億の予算を任されて、数百人のプロジェクトをやりたいとか、ベンチャーで刺激の多いメンバーの中で長期的に会社を成長させていきたいとか。

フリーランスでは関わることが出来ない再上流工程や予算取り、プロジェクト管理からリリース後のフォローまで。

何かやってみたいことがあるのかどうか、一度検討してみると良いでしょう。

 

フリーランスを続けるか、正社員になるかどうか迷っている方は

 

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私自身もフリーランス経験がありますし、フリーランスの方を正社員に採用した経験もあります。

もちろん転職支援も・・・。

ですから正社員になって良かった!というパターンも、フリーランスでいた方が良かった!というパターンも全部見てきました。

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ITエンジニアの待遇はもっと良くなってもいい!

 

ITエンジニアの価値を上げるための転職支援をしています。

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